52才一人親方が感じた、身体ひとつで稼ぎ続ける不安

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朝5時。
目覚ましが鳴る前に、目が覚めるようになりました。
布団の中で身体を起こそうとすると、腰がワンテンポ遅れてついてきます。
「よっこいしょ」が、いつの間にか口ぐせに。
足を床に下ろす。冷たいフローリング。コーヒーメーカーのスイッチを押し、軽バンのキーをポケットに入れる。
この流れで20年以上、現場に向かってきました。
仕事が嫌いなわけじゃないんです
一人親方になって、15年。
会社員のころより、収入は増えました。
自分のペースで動ける。気の合う職人仲間もいる。
身体を動かして、手で形になるものを作っていく。
その感触が好きで、ここまできました。
50を過ぎたあたりからです。
現場から帰ったあとの、疲れの抜けかたが目に見えて変わったのは。
夜9時にビールを1本。シャワーを浴びて、布団へ。以前なら朝には軽くなっていた身体が、いまは重さを引きずったまま立ち上がる。
膝が笑う、と昔から職人仲間うちで言います。
最近、そういう日が増えてきました。
「歳のせいだから、仕方ない」
口にしながら、心のどこかで気にしている自分がいます。
知り合いが足場から落ちて、はじめて気づいたこと
去年の話です。
同業の仲のいい職人が、足場から落ちました。
命に別状はなかった。3ヶ月の入院で済んだ。
ただ、その3ヶ月、彼の収入はピタッと止まったそうです。
会社員なら傷病手当がある。一人親方には、原則、それがありません。
退院して少し落ち着いたころ、駅前の安い居酒屋でハイボールを飲みながら、彼はぽつりとこう言いました。
「自分の代わりは、自分しかいないんだなって、はじめて気づいたわ」
私は黙ってその言葉を聞いていました。
ジョッキの結露が、コースターを濡らしていました。
70才まで、いまの身体で現場に出られるのか
老後のことを考えはじめたのは、この数年です。
年金は、期待できない金額。
貯金は、人並みかそれ以下。
子どもに頼るのは、違う気がする。
じゃあ、70才まで現場に出続けるのか。
そのころの自分の膝が、腰が、肩が、それに応えてくれるのか。
正直、わかりません。
焼酎のお湯割りをすすりながら、台所のテーブルで、そんなことをぼんやり考える夜が増えました。
換気扇の音だけが、やけにはっきり聞こえる時間です。
50代に必要なのは「一発逆転」じゃない、と気づいた
副業、という言葉を最初に聞いたとき、ピンときませんでした。
若い人が、パソコンの前でやるやつでしょ。
そう決めつけていた節があります。
ただ、よく考えてみると、私がやりたいのは、一発逆転じゃないんです。
50代から数千万円稼ぎたい、とも思っていない。
身体が動かなくなったとき、収入が完全にゼロにならない仕組みを、いまのうちに少しだけ作っておく。
それだけ。
月に数千円でも、数万円でも、現場の収入とは別の細い管がもう1本通っているだけで、夜の焼酎の味が変わる気がしました。
そう思いはじめたとき、副業という選択肢が、急に自分ごとの話として見えてきました。
副業教材とAIを、相棒として使ってみることにした
何から手をつければいいのかは、まったくわかりませんでした。
ブログ、アフィリエイト、SNS、Kindle。
調べれば言葉は出てきても、誰が正直に話してくれているのかの判断もつかない。
50過ぎて、はじめにやってみたのはkindle出版です。
500人以上の当時最大規模のコミュニティに参加し、2冊出版しベストセラーも獲ることができました。
しかし、そこで学んだことは、kindleで実際に儲けている人というのは「kindle本の印税で儲けている」のではなく
「kindle出版をしてみたい人をサポートして稼いでいる」という実態です。
具体的には
・出版サポート
・出版するための教材の販売
・コミュニティの運営
もちろん印税で毎月何十万円か稼いでいる人はごく少数います。ですがそれは異例です。
企画を選ぶセンス、出版ペース、とても常人が真似できるものではありませんでした。
そのことに気づいた私は「しっかりと自分で稼ぐシステムを構築する必要がある」と考えました。
そこで選んだのが、体系立てて教えてくれる副業教材を1つだけ買って、AIを道具として使いながら進めていく、というやりかたです。
AIに「これで稼げますか」と聞けば答えてくれる、という話ではありません。
私の中でのAIの位置づけは、判断する人ではなく「教材と自分の理解にズレがないかを照らし合わせてくれる相棒」。
先生はあくまで教材。
AIは、そばに座って一緒に教科書を覗き込んでくれる、後輩みたいなものです。
このブログで書いていくこと
このブログは、52才の一人親方が、副業教材とAIを使いながら、どこでつまずいて、どう回避していくかを、そのまま記録していくものです。
成功談ではありません。
途中経過の、ただの実践ログ。
教材を開いて、最初の章で1週間止まりました、とか。
AIに質問したら、変な方向に連れていかれそうになりました、とか。
そういう地味な話を、淡々と書いていくつもりです。
身体で稼いできた人間には、たぶん共通の不安があります。
「このまま動けなくなったら、どうするんだろう」
答えは、私もまだ持っていません。
ただ「動けるうちに、何か小さく始めておく」ことだけは、正解に近い気がしています。
同じ年代で、同じような重さを抱えている方に、少しでも参考になれば。
そんな気持ちで、続けていきます。
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